歯医者の診査、診断、治療計画には大岡裁きも必要?

かさま歯科クリニック

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色とりどりの歯ブラシ

歯医者の診査、診断、治療計画には大岡裁きも必要?

院長ブログ

2018/10/30 歯医者の診査、診断、治療計画には大岡裁きも必要?

歯医者の診査、診断、治療計画には大岡裁きも必要?

 

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海老名市にありますかさま歯科クリニック院長の笠間です。
歯科医院に来院されてまず気になるのは、

 

痛みがないかどうか?

 

さらに言うと金銭面?

 

これはホームページのページのアクセスや実際の治療室での会話でも理解はしています。

 

こちらも人間ですので、きちんと人のことを思って、検査を行い診断し

それぞれの状況に合わせて治療計画をご提示しているつもりです。

 

診療にはやはり人情というものもきちんとあるのです。

 

名奉行、大岡越前のような診療をかさま歯科クリニックでは実践したいと思っています

 

というわけで今回は検査、診断、治療計画で我々歯科医師は何をして、さらには考慮して日々実践しているかをお話ししたいと思います。

 

 


 

目次

 

(大項目をクリックすれば飛びます)

 

診査(検査)について

 

検査の必要性
検査項目
検査費用
検査データに関するあれこれ

 

診断

 

診断とは何か
診断に至るまでに
誤診とは

 

治療計画

 

治療の流れ

保険診療の治療の流れ
自由診療の治療の流れ

診療費用に関して

保険診療と自由診療の価格差

 

治療

 

治療を受けるか受けないかは自由(大岡裁き)

 


 

 

診査(検査)について

 

 

検査の必要性

 

レントゲン撮影は必須です。

 

放射線の問題を挙げられる方が非常に多くいらっしゃいます。
残念ながらレントゲン写真を撮影しないで診療を行うことはほぼ不可能です。
歯の中や骨の中まで我々歯科医師は透視することができないのと、病気の広がりなどを確認できなければ治療方法が選択できません。あとは保険診療でもどのように診断を行ったのか国から問われますので、撮影はさせていただきたいと思います。

 

今のレントゲンは被爆量も非常に少ないのでご心配いただかなくても大丈夫と言って構わないと思います。

レントゲン写真には様々な種類があります。

 

デンタルX線写真 

 

お口の中に入れて撮影するタイプ、3、4本しか確認できないが鮮明ですが、戻しやすい(履きやすい)方には使用できません。噛んで上下の歯を同時に見る撮影方法もあります。

 

パノラマX線写真 

 

お口や一部頭蓋骨まで含むタイプ 全部見るのにもってこい。撮影が不得意なところもある。お口にものを入れないで撮影できるので、戻しやすさは関係ありません。

 

セファログラム 

 

矯正で専ら使用される撮影方法で、頭蓋骨を横や正面から撮影する撮影方法です。
ほかに咬合法、P-A、ウォータース、4分画様々ありますが一般歯科ではまず行いません。

 

歯周ポケットの検査

 

歯周病が治ったか治っていないかはポケット検査が最も重要と言っても過言ではありません。
プローブと呼ばれる目盛のついた棒をポケットに挿入して、深さや出血、膿が出ないかを調べる必要があります。
ポケットが少なくなっていたり、出血や膿が止まれば、歯周病は治っていると判断できます。

 

唾液検査

 

唾液の機能を調べたりばい菌を調べたりする検査です。虫歯のリスクが高い人などには有効です。

 

電機歯髄診
歯の神経が生きているか死んでいるかを検査する機械です。

 

顎機能検査

 

顎の動きが正常かどうかを調べる試験です。これは行っていない病院の方が多いです。
もし当院でとなると簡易的な検査は可能です。高度なものに関しては現在おこなっておりませんが、どうぞおたずねください。マニアックにお答えします。笑

 

そのほかにも金属アレルギーの検査だとか、口臭の検査様々なものがありますが、

 

上記にお示しした検査が一般歯科では、日常的に行われているものですので押さえておきたいところです。

 

 

検査項目

 

 

問診

 

主訴といって、最も気にしていることから聴取します。次に現病歴といって、今回の症状がいつから現れたのか、そして今現在どうなのかを聞きます。そして、既往歴を聞きます。これは歯科の疾患に関しての治療歴を行うことから始め、体の状態、例えば高血圧や糖尿病、心臓疾患や、脳血管障害様々ですがとにかく全部聞きます。加えて服用中の薬を聞き、アレルギーなども伺います。当院ではさらに今までの歯科医院で何が嫌だったのか、なぜ当院を選ばれたのかも聴取することにしています。そのほかの希望もあれば極力お伺いするようにしています。

 

視診、触診、打診、温度診

 

まずお口の中を見ます。歯だけ視るわけではなくて、歯茎や、舌、頬っぺたの粘膜に始まり喉の奥まで視ます。
さらに症状があれば、水をかけたり、熱を加えたり、電気を流したり、風をかけたり、叩いてみたりして総合的に症状を確認するようにします。顎関節症などともなれば、お口の外、こめかみや頰、場合によっては首にかけて触診を行うこともあります。一般歯科ではあまり聴診器までを使用することがありませんので聴診はあまりありません。でも顎関節症で顎がなるときに音の確認は重要となりますので全くないとはい言い切れません。

 

X線写真撮影

 

これはすでにお話ししましたが、どこか旅をしようと言ったときの地図みたいなものです、これがなくては話になりません。
場合によっては病気の大きさの把握にはCTなどを使用して、三次元的に検査することもよくあります

 

口腔内写真撮影

 

お口の中を写真撮影することです。基本は5枚で撮影します。学派によってはもっと撮影をすることもあります。
特に患者さんに対して説明をするときに扱うことが多いのですが、1番のメリットは治療結果を視覚的に確認できることだと思います。術前、術後の写真の価値は非常にあると思います。
保険診療でも認められている項目の一つです。

 

歯周ポケット検査

 

これは上記でもお話ししましたが、歯周病が治っているかの指標は今現在もこの歯周ポケット検査を基準しているといっても過言ではありません。

 

検査費用

 

 

まず初めにお話しておかないといけないのは、自由診療は各医院の任意の額なのでわかりません。

全国の歯科医院で基本的に利用されているのは保険診療での検査です。
よほど特別な処置や自由診療で必要な検査でない限りは、保険診療の検査で事足ります。
検査費用に関しては、初診時に3割負担で約2500円から3000円ほどとお考えいただくと良いかと思います。

 

 

検査データの扱いに関して

 

基本的に病院内では患者さんの情報は開示することができます。近年ではデジタルデータですので、媒体に入れることはできますが、基本的にデータでのお渡しはあまり行われていないというのが現状です。残念ながら歯科医院の設立年度によっても検査機器の性能が異なる、さらに言えば、ドクターによっては同じレントゲン写真撮影であっても撮影条件などが異なるので、他院に転院しても再びX線写真撮影を行うのことは多いです。患者さんの中には、紙で印刷されたレントゲン写真をお持ちになる方もいらっしゃいますが、撮影時期や写真精度の観点から残念ながら許容できるものではありません。

もう一つは検査データに関しては厳重に扱われるべきで、外部に流出することは、さらには名前のの特定まではできないよう十分対処しております。
基本的に学会で発表するときも患者さんに了解を得るのが一般的です。その点も当院では重々配慮をしております。

将来的に医療情報の共有化が叫ばれていますが、課題が多いのも事実です。

 

 


 

 

診断

 

 

診断とは何か

 

診断とは検査結果をもとに病名を決定することです。

 

この診断というのは非常に重要です。正直に話をするのであれば、治療の種類や治療方法は医師の数あると言っても過言ではありません。ところが診断は一つです。正しい診断を下さなければ、治療方法を誤り、ひいては治らないということが起きます。ですので、診断が何よりも重要なのです。

 

健康保険でも診断は重要です。診断に基づいて、治療方法があらかじめ決まっているので、診断を誤れば、他の治療内容が異なります。ところが保険はそれほど融通の利くものではありませんので、結果的に患者さんにご迷惑をおかけするばかりでなく、診療報酬を国からいただけなくなり結果的に医院の経営にも関わる問題となりかねないのです。

 

 

診断に至るまでに

 

医院によっては、問診でとにかく詳細に聞かれるなと思った方も多くいらっしゃるかもしれません。

正直にいうとそのようなドクターの方が私は間違いがないと思います。

通常診断は一つの検査結果のみでは決定することができないはずなのです。

それにもかかわらず、痛いという現在の症状を聞くのみでいきなり椅子を倒してお口の中を見始めるというのは誤診にも繋がりかねないのです。

 

また診断技術は経験にも依存します。いかに多くの症例、患者さんに接してきたかというのも重要になります。

ただ、私もまだ臨床歴10年ですが、ただ数を見ればいいというわけではありません。一人一人を大切に、症例一つ一つをいかに吟味して考察してきたかも本当に重要だとおもます。
その積み重ねがどれぐらいできたかで技量は試される。

 

技量というと治療にフォーカスされることの方が多いかもしれませんが、名医は診断が揺らがないという確かな能力を有しており、その診断に対していかに的確に治療法を選択できるかに決定的な違いがあります。

 

また診断能力が高いドクターは無駄な検査は行わず、的確な検査を行い回答を導けるので。本当に患者さんに優しいと言えるでしょう。

 

誤診とは

 

診断を誤ると書いて誤診です。

 

白い巨塔では財前教授が誤診を行いそこから全てが崩れ去るという最後を迎えます。
近年でもCT撮影まで行った症例で、肺がんを見落とし、結果的に患者さんが亡くなり、病院が謝罪するというニュースを耳にしたのも記憶に新しいと思います。

医師としては非常に紛らわしい病気もあるのも事実です。
何百人も見ていればなど、言い訳の理由を挙げればきりはありませんが
とにかく理由にはなりませんので、当院では歯科衛生士に加え、もう1人の医師にも、相談を行いトータルで診断を行うこともしばしばあります。
見逃しのリスクを最大限に減らすための対策を取っています。

 


 

 

治療計画

 

 

治療の流れ

 

まず押さえておかないといけないのは歯科疾患の多くは感染症であるということです。

 

感染、ばい菌に犯されるものを指すわけですが、これが一重にばい菌と身体のバランスが崩れた時に生じる問題だと言っても過言ではありません。

なぜなら歯科ではお口の中の細菌をゼロ、つまり無菌化、滅菌することは不可能です。

 

細菌量を少なくする静菌や除菌できるレベルとなります。あとは身体が治すのを促すというのが我々の治療です。

 

まず口の中を綺麗にしなきゃいけない(口腔内環境の改善)。

 

でも痛かったら、痛みを取らなくてはいけない(急性処置の対応)。

 

スケーリングやブラッシングに代表されるようにまずお口の中を綺麗にいかに細菌量を減らすかが課題となるわけです。
ただし、顔を押さえて、すごく痛い患者さんを前に、では歯ブラシをこのように持ってなどと言ったら患者さんは怒ります。
まずは症状がある患者さんに対しては、急性症状を緩和する処置が先行されるべきです。

それからお口全体を治していかなくてはいけない。木を見て森を見ずとよくいうのですが、一本大きな虫歯がある人が、他に何も問題がないということはまずないので、そこだけ治療してほしいというのは、全くもって解決にはなりません。

虫歯や歯周病であれば、なりやすい環境の改善がとにかく必要になるのです。

土地を整備せずに豪邸を建てる人はいないでしょう。そういうことです。

その間に、根の処置や歯周病処置、抜歯などが行われ

 

最後に被せ物を行う!

 

綺麗になった土地に家を建てるということです。もし土地を整備しなければロクでもない家になるばかりか、劣悪な環境は家がすぐに朽ち果てる原因ともなりかねません。

綺麗な被せ物は綺麗なお口の中にしか作ることはできません。

 

インプラントははっきり言っていきなり行うものではない!

 

来院して2回目にインプラントという話はよく聞きます。これは本当は良くありません。
そもそもインプラントはご自身の歯ではなく持ち物でもなく、いわば異物!
これを何のお口の環境を改善しない状態で入れるなど言語道断だと私は思っています。

でもインプラント治療は悪いものではありません。

きちんと手順を踏めば、本当に良い結果をもたらしますので、予後の良い診療をお望みならぜひ、まず環境の改善を強く訴える医院をお選びになることをお勧めいたします。

 

 

保険診療の治療の流れ

 

保険診療においては、治療の流れは明確に決まっています。
我々は国で決められた流れに則って治療を行なっています。
例えば、歯に根の治療を施し土台を築き、その間に歯周治療を行なって、歯周組織の治りを確認した後に、型取りを行なって被せ物をするというという流れは、周知徹底されています。
その他の根の治療はこの手順、歯周病治療ではこれ、入れ歯・・・というように細部にわたって決められているのです。

患者さんでも時折その手順を踏むことなく、短期での治療をご希望される方もいらっしゃいますが
健康保険を利用するのであれば、ご理解をいただきたいと思います。

 

 

自由診療の治療の流れ

 

はっきり言ってありません。しかし、保険診療の診療の流れは比較的良くできています。
通常であれば、保険診療の治療方法に、材料や機材が異なるくらいというのが正直なところでしょう。
一方で、インプラント治療などは全く保険診療には関係ないので特殊性はあります。
先にも述べましたが、インプラント治療が最初に来るのは少し変です。
もしインプラント治療が最初に来るとしたら、インプラント治療を行なっていない病院から依頼を受けて施術した時のみでしょう。

 

 

診療費用に関して

 

保険診療と自由診療の価格差

保険診療で使用できる歯科材料は決められています。逆を返して言えば、保険診療で認められていない材料は自由診療ということです。
よくなぜそんなに高いのかと聞かれるのですが、簡単に言えば、本物のフカヒレのスープを500円で提供してほしいと言われてたらどうしたら良いでしょうか?
まず材料のフカヒレが500円で買えないというのと、技術的にも適当にフカヒレを戻したり調理すれば、素材は死にます。スープを提供するまでにどれだけの技術がかかるのかということにもつながります。

材料の耐久性もやはり異なります。
耐久性は異なります。清掃性も異なります。機能面でも優れているというのも事実です。
ポルシェのように古くても長く愛される、芸術的実用性を兼ねた車があるように歯科にもそれは存在しているのです。

でも高いから・・・そのようなときに健康保険という選択肢があるのが日本のいいところだとお考えください。

 


 

 

 

治療

 

 

治療を受けるか受けないかは自由(大岡裁きも必要)

 

検査を行い、診断は時に残酷な時もあります。
検査の結果、歯科領域においても悪性腫瘍と患者さんに伝えなくてはいけない瞬間もあります。
診断の結果、インプラント治療が必要であると治療計画を立てる先生もいます。

ここで少しお話ししておきたいのは

 

インプラント治療→自由診療→高い→ぼったぐり 

 

このような構図を描かれる患者さんも少なからずいらっしゃいます。
私が言いたいのは、インプラント以外の治療法を提案してもらえばいいと思います。
それでも納得いかなければ、治療をお受けにならず、他院に行かれてもよろしいと思います。

 

ワインのメニュー表があって、100万円以上から数百円のワインが並べていても、別に数百円を選んでも良いわけです。

 

100万のワインがあるじゃないかけしからんとお怒りになる人はほとんどいないはずです。
一方で数百万円のワインを頼む方もしらっしゃるかもしれませんし、それだけ広く取り扱えるという点を評価してほしいと思います。もちろん押し売りはいけませんが、歯科においてはそれだけ幅広い技術を持っているのだとお考えになると良いと思います。

 

経験上様々な見識があるドクターは、単純な処置においても技術力が高いことも否めません。

 

私は「診断、治療計画の説明を患者さんに行うときにどのように心がけているか?」というと大岡裁きです。

その方々の経済的状況や背景を考慮したり、歯を抜きたくないなどの患者さんのご意向なども考慮してお話はしないといけないと思います。

 

歯にヒビが入っていて、抜歯が第一選択だとしても、治療困難な旨をお伝えして、持つところまで持たせるというのも一つの医療だと思います。抜きたくないものを抜く必要はありません。また、期間を待って患者さんがその期間に抜歯を決意するように導くというのも一つの治療計画です。

 

そこで無理に歯を残すことのデメリットも必ず言わなくてはいけません、しまいにはインプラントもできなくなるなどの話をあらかじめしておくのも本当に大切なことです。

 

抜歯を行わない選択したのであれば、患者さんにとっては抜歯をしないことが正解なわけです。

 

やはり人情というものも、歯科の治療においては必要なのではないかとも思います。

 

歯科ににおいて大岡越前のような大岡裁きができる名奉行になりたいものです。

『この金さんの桜吹雪、見忘れたとは言わさせねぞ!市中引き回しの上、打首獄門!』
歯科治療においては遠山の金さんはあまり好ましくないかもしれませんね。

 

 


当院ではセカンドオピニオンもお受けしております。

 

当日に緊急性がない限りいきなり診療も行いませんので、歯科治療にお悩みの方いらっしゃいましたら

 

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